基本的な湯シャンのやり方

湯シャンの基本的な方法

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湯シャンとは湯だけで洗髪すること。

湯だけで洗髪するので、シャンプーのすすぎ湯や残留によるダメージを回避できます。

シャンプーのすすぎ湯やシャンプーが残留した髪は、顔に触れると、赤みや乾燥、ニキビなどの肌荒れの原因となります。湯シャンは、その原因を解消するのですから、肌荒れの原因を1つ取り除くことになります。

そのため、湯シャンを取り入れると肌断食が成功しやすい

具体的な湯シャンの方法はブラッシングの後、湯だけで洗髪。
その後、湯船に10~20分浸かり、お風呂から上がるときにもう一度湯シャンをします。
こうすることで臭いやフケ、べたつきを防ぎます。
べたつきがひどい場合は、綿手袋や手ぬぐいで髪を小束に分けて拭うとよいでしょう。

以下では湯シャンの具体的な方法を説明します。


湯シャンの基本的な方法

シャワー

A.シャワーを使う場合
1.獣毛ブラシでしっかりとブラッシング(50回くらい)
2.シャワーで頭皮を揉むように湯だけで洗髪。
3.5~10分間湯船に浸かります。
4.お風呂から上がる前にもう一度湯シャンします。

合わせて2回湯シャンを行います。
湯がもったいないと思われるかもしれませんが、シャンプーの泡を流すことを思えば変わりありません。 余談ですが、シャンプーを使う大半の人がすすぎ不足で、泡が残っています。

B.洗面器を使う場合
1.獣毛ブラシでしっかりとブラッシング(50回くらい)
2.洗面器にお湯をためてその中で頭皮を揉むように洗います。
※洗面器の湯は5回くらいは替えましょう。
3.洗面器の湯を替えて、その中に髪を浸け手ぬぐいで拭います。
※洗面器の湯は3回くらいは替えましょう。
4.洗面器で全体を流す(2~3回くらい)。

これが基本的な湯シャンの方法です。
髪が短い人は、ブラッシングは不要です。
ブラッシングが必要な場合は:ボブ~ロング。



湯シャンのコツ

1.湯をケチらないこと、丁寧に行うことが大切。
湯をケチったり、短時間で済ませると、汚れの落ちがイマイチ。ベタつき、臭いの原因に。
湯が勿体ないと思われるかもしれないが、シャンプーで泡だらけになった状態をすすぐには、さらにすすぎの回数が必要。

2.湯シャン前のブラッシング
ブラッシングは面倒くさいと思われがちですが、頭皮や髪についたフケや汚れをある程度除去してくれるので、その後の洗髪が楽になります。
髪が硬くて毛量が多い人は猪毛、髪が柔らかく少ない人は豚毛が適しています。
→湯シャンに適したブラシは

3.米のとぎ汁や米粉で洗髪するとベタつき防止。
米のとぎ汁や米粉は肌や頭皮に負担がかからないので湯シャンの補助におすすめ。
また、肌や頭皮の保湿に適しています。

4.可能であれば髪を切る
髪が少ないほうが湯シャンの手間がかからず快適です。
また、髪がじゃまになることなく頭皮に指や湯が届くのも嬉しい。

5.湯の温度は高め
湯シャンに慣れている方は、32~34℃が適切ですが、まだ湯シャンに慣れていない状態、湯シャンビギナーな状態であれば、40℃くらいの湯でもOK。湯の温度が高いとベタつきが取れやすい。



湯シャンで気をつける点

1.湯シャンは段階的に入る(無理をしない)
初めのうちは、シャンプーを1日おきにし、1日おきに慣れてきたら2日おきと、少しずつ湯シャンを増やしていきましょう。
イキナリ入ると、頭皮の常在菌環境が整っていないため、頭皮トラブル(フケ、痒み、ベタつき等)に見舞われがちです。
※なお、シャンプーはなるべく少量、薄めるなど、できるだけ頭皮へのダメージを軽減する形が理想です。慣れてきましたら、米のとぎ汁や米粉もしくは小麦粉シャンプーなどの補助に切り替え、段階的に湯シャンに移行すると挫折しにくいです→詳しくは湯シャン導入のページを御覧ください。

2.湯船でゆっくり温もる
湯シャンの後はゆっくりと10分間温もりましょう。
皮脂が多くベタつきやすい人、すっきり感がイマイチな人は、10分間温もった後にもう一度湯シャンをするとスッキリします。


湯シャンを続けるとどうなる?

きれいな髪

無理なく湯シャンを続けていくと、肌荒れの改善の他、頭皮の回復、そして時間がたてば髪質も改善してきます。
髪がツヤツヤする、伸びが早くなる等。

髪質改善については、回復した頭皮から出てくる髪が成長するのを待つ必要があるので、肌や頭皮の改善より遅くなります。

→筆者が湯シャンを実践した結果はこちら

湯シャンに適していない人はいる?:
基本的に湯シャンに向き、不向きはありません。
しかし、何が何でも最初から完璧な湯シャンを目指す人は、挫折しやすい。

ゆっくり段階的に入っていこう、できるだけシャンプーを減らし頭皮や肌への負担をなくそうという感じでもOKです。(むしろ、ゆっくりの方が頭皮トラブル等に見舞われにくい)


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