乾燥肌だけど肌断食をして大丈夫だろうか。
肌断食で乾燥肌は改善できるだろうか。
そう思う人は少なくないと思います。
また、肌断食を始めたものの、乾燥して粉をふいたり、皮剥けをされて挫折される方もいらっしゃいます。
乾燥肌の原因は、主に3つあります。
肌へのダメージとストレスと栄養不足(特に鉄やタンパク質)です。
化粧品による保湿は一時的に顔表面の感触をよくするだけなので、根本的な保湿にはなりません。
今回は、肌に負担がかからない保湿のし方をお伝えします。
↑NGです
まず、肌断食を始めると肌へのダメージがなくなるので、乾燥肌の原因を1つ潰すことになります。
ただし、顔を手で触らない等、細かな点にも気を付ける必要があります。
洗髪もできたら湯シャンが望ましいでしょう。
難しい場合は、シャンプーの頻度や量を減らしたり、何より大切なのは、顔にシャンプーのすすぎ湯がかからないようにすることです。
肌が改善するまでは、表面の角質層がボロボロなので、カサつきを感じることがあるでしょう。
そんな場合は、ワセリンを薄くつけて、ボロボロになった角質層をつなげておくとよいでしょう。
ただし、ワセリンを使う前に手ぬぐいと流水で手を洗い、手についた見えない刺激物を流しましょう。
ストレスを受けやすい体だったり、ストレスの多い環境下だと、肌のコラーゲンやエラスチンの材料となるビタミンCが大量に消費されます。
ストレスによって生じる活性酸素を除去するためです。
このような場合はビタミン豊富な野菜や果物をとるとよいでしょう。
特にかぼちゃは肌を健康に保ってくれるビタミンB群など他のビタミンもバランスよく含まれているのでおすすめです。βカロテンの抗酸化作用もありがたいですね。ただ、食べすぎると肌が黄色くなるので、加減しましょう。
あとは旬の果物を2~3時間おきに食べるとよいでしょう。
仕事が忙しく食べる間がないときはサプリメントの力を借りてもよいと思います。
ただし、摂りすぎると下痢をしてしまい、新たなストレスを呼び込んでしまうので、自分の体に合う適量を探してみるとよいでしょう。
ビタミンCが肌に及ぼす作用:
1.活性酸素を中和する(活性酸素から細胞を守る)
2.コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸など肌に必要なものを生成(ハリ、弾力)
3.抗ストレス作用(肌のバリア機能の低下を防ぐ)
4.抗炎症作用 等々。
乾燥肌の原因の1つにタンパク質不足、鉄不足、脂質不足等があります。
菜食主義の方は乾燥肌になりやすく、皮むけしやすいので、お肉も魚も食べるように心がけましょう。
魚や卵を食べているから大丈夫というかたにも、お肉も食べるようおすすめします。
特に赤身の肉は肌の保湿に重要な鉄分とタンパク質が含まれております。
筋肉をつくってくれるので、たるみなどの対策にもなります。
また、お肉に含まれている脂には肌にうるおいを与えてくれる成分が含まれています。
食べすぎると毒になりますが、適量摂ると肌にハリとツヤを与えてくれます。
ただ、お肉だけドバドバ食べていれば肌の乾燥が改善するわけではありません。
ビタミン等他の栄養素と結び付いて作用するので、バランスが必要なのです。
さらにお肉を食べ過ぎると生理痛など不調の原因となりますので、適量を野菜などと一緒に食べるとよいでしょう。
筆者の栄養バランス
結論として、肉、魚、卵、野菜、果物、穀類、豆類などとバランスよく食事を摂ることが、最大の保湿となります。
しかし、自分の食事のバランスはいいのだろうか?
各ビタミンやタンパク質などの栄養は足りているのか?
あるいは過剰ではないのか?
という疑問がわいてくると思います。
そんな時は、カラダカラなどの食事ノートで自分の食事の記録をつけるとよいでしょう。
筆者もこちらに記録をつけています。
足りていない栄養素と過剰な栄養素が分かります。
天然の食材で工夫して食べても、足りていない栄養素があればサプリメントなどで補ってもよいかと思います。特に忙しい方や少食な方に便利です。
筆者は、マルチビタミンと鉄ウエハース、骨にカルシウムウエハースで補っています。
ただし鉄分はなるべく赤身の肉で摂取した方が吸収がよいので、今後気をつけていきたいものです。
なお、塩分の摂り過ぎも肌の乾燥を招きますので、適量におさえたいところです。
どうしてもというときは、カリウムも一緒に摂るとよいでしょう。
糖質も摂りすぎてしまうと、肌に必要なビタミン類などを消費してしまうので適量にしておきましょう(逆に少なすぎてもNG)。
糖分だらけのお菓子やジャンクフードはできるだけ避けましょう。
・乾燥肌は肌にダメージとなるものを避ける必要があるので、肌断食自体が乾燥肌対策になります。
・シャンプーのすすぎ湯は顔にかからないように。できたら湯シャン推奨。
・手で顔を触らないように気をつけましょう。
・肌の保湿にはお肉も適量必要です。野菜ばかりだとカサつきや皮むけの原因に。
・ストレス対策は、ビタミン豊富な野菜や果物でカバー。
ビタミンCを含む果物を2~3時間おきに少しずつ摂るのが理想ですが、忙しい方などはサプリメントを利用するのも1つの手。
・自分に足りていない栄養・過剰な栄養は調べて調整しよう。